エアコンは、高額な家電のひとつです。できるだけ安く、お得に購入したいですよね。実は、一年の中でエアコンの価格が下がる時期は何度もあるんです。今回は、エアコンをお得に買える時期についてまとめました。
エアコンが安くなるのは「9月~10月」
結論から言うと、エアコンを最も安い時期は「9月~10月」になります。
では、なぜこの時期がエアコンの買い時なのでしょうか。
以下の図は、2023年~2024年のエアコンの月間販売台数になります。
※出典先:日本冷凍空調工業会(JRAIA)
10月が最もエアコンの販売台数が落ち込んでいますね!
多くのエアコン販売企業は、売れない10月に向けて9月頃からエアコンのセールを始めるわけです。
ただエアコンの安い時期は、9月~10月だけではありません。1年を通して決まった時期にエアコンのセールが実施されます。
以降では、1年を通してエアコンが安い時期を詳しく見ていきましょう。
【1年間】エアコンの安い時期とは
1年間を通してエアコンが安い時期を一覧でみてみましょう。
年末年始
家電量販店やネットショップでセールが行われる年末年始は、エアコンを安く購入するチャンスです。
しかし、年末セールや初売りセールでは、台数に制限がある場合が大半でしょう。また、この時期のセールでエアコン購入を検討する人も多いため、人気機種はすぐに売り切れる傾向があります。
年末年始のセールでエアコンを買うのであれば、事前に広告やネットで情報を集めておき、セール開始後すぐに購入できるようにしておくといいでしょう。
新生活の始まるタイミング
2~3月頃には、4月からの新生活に向けた新生活応援セールが行われます。このタイミングでもエアコンを安く買うことが可能です。
この時期のセールでは、エアコンが冷蔵庫などの他の生活家電とセットで販売されることが少なくありません。新生活に向けて一度に家電を購入するなら、セット販売を活用すると、エアコンだけで購入するよりお得になるケースがあります。
メーカーのモデルチェンジ
メーカーのモデルチェンジで新製品が発売されると、前年度モデルのエアコンは価格が下がります。最新モデルにこだわらないのであれば、モデルチェンジ後に旧モデルを安く買うのもおすすめです。
エアコンのモデルチェンジのタイミングは、機種のグレードによって異なります。グレードが高い機種は毎年10~11月頃、それ以外の機種は3~4月にモデルチェンジが行われる傾向があります。
また、たとえ旧モデルでも、人気の機種は早い時点で在庫切れになる可能性が高いです。モデルチェンジ後の値下げを狙うなら、気になる機種のメーカーの詳しいモデルチェンジの時期を、あらかじめ調べておくといいでしょう。
決算期
家電量販店やネットショップの決算期には、決算に合わせたセールが行われるため、エアコンの価格も下がります。すでに値下げされた旧モデルの機種が残っていれば、決算セールでさらに安くなる可能性もあります。
決算セールは、8~9月に中間決算セール、2~3月に総決算セールが行われることが多いです。決算期は家電量販店やネットショップによって異なりますので、よく利用する店舗の傾向をチェックしておくと良いでしょう。
ボーナスシーズン
ボーナスセールが行われる7月と12月も、エアコンの価格が下がる時期です。7月のボーナスセールではグレードの高い機種、12月のセールではそれ以外の機種が安くなる傾向があります。
暑さが本格化する7月頃はエアコン購入の需要が高く、設置工事の予約が混み合う時期でもあります。購入後、すぐには工事が行えないこともあるので、注意しましょう。
実は盲点も!エアコンが安い時期に気を付けたいポイント
エアコンが安くなる時期をご紹介しましたが、購入するエアコンを値段だけで選んでしまうと、思わぬトラブルや出費を招いてしまう危険性があります。
エアコンを購入する際は、次のポイントに気を付けましょう。
設置費や回収費を含むかどうかの確認
表示されているエアコンの価格に、エアコンの取り付け・取り外しのための工事や、古いエアコンの回収費が含まれているかを確認しましょう。
せっかく安くエアコンを買っても、設置費や回収費が別でかかると、トータルの金額が想定より高くなってしまう可能性があります。
オプション工事の費用
エアコンの価格に設置費や回収費が含まれていても、さらに追加で工事費用が発生するケースもあります。
エアコンを取り付ける部屋や搬入経路によっては、基礎的な工事に加えてオプション工事が必要になります。オプション工事の費用は工事内容によって様々です。複数のオプション工事が重なると、工事費だけでかなりの金額になるので気をつけてください。
保証の有無や対象期間
エアコンの保証の有無や対象期間も確認しましょう。基本的に、エアコンのメーカー保証は1年。その他に、家電量販店やネットショップが、独自の延長保証システムを設けていることが多いです。店舗独自の保証延長は有償で、保証期間も異なるため注意が必要です。
エアコンの寿命は10年ほどと比較的長いですが、故障してしまうと高額の修理費がかかることもある家電です。万が一に備えて、保証がついているものを購入する、追加で保証をつけるなどしておくのがおすすめです。
省エネ性能や機能の確認
エアコンの省エネ性能が低いと、消費するエネルギーが大きく、電気代が高くなることがあります。本体の価格だけではなく、毎月の電気代まで含めて考えて、エアコンを選びましょう。製品の省エネ性は、カタログなどにある「省エネラベル」で確認できます。
また、設置した部屋の広さや用途に適したサイズ・性能のエアコンを選ぶことも大切です。部屋に対してエアコンが小さすぎると、設定した温度に到達するまでに時間がかかり、消費電力と電気代が余計にかかってしまうことがありますので、合わせて意識しておきましょう。
まとめ
年間を通して、エアコンが安くなる時期について解説しました。エアコンの価格が下がるタイミングを知っておくだけではなく、欲しい機種や必要な性能をハッキリさせておくことが、エアコンをお得に買うコツと言えます。
エアコンの価格が下がる時期についてもっと知りたい、自分に合った機種が分からないなどがあれば、エアココまでご相談ください。最適なエアコン選びのお手伝いをさせていただきます。